ギャンブラー達の詰め所/光井 新
 
ぁ、そういや喉渇くし、ペットボトルぁ二リットルっきゃ買わねぇし、無意識にやたらロボっぺぇし気が付きゃ行動とか無機質だし、ふとデジタル表示の電波時計見て二十六時二十六分だった時とか大概スペーシーだと思うし空間つうか宇宙の空気的何かが。
 自殺でも考えてるヤツぁ居ねぇのか。なヤツぁ居ねぇな、居るわきゃねぇよなぁ、ここぁそうゆうトコなんだからよ、シケてんぜ。俺ぁもう直ダメんなる。破壊衝動に身ぃ任せてぶっ壊してやら。てめぇぶっ殺す。きれぇさっぱり、忘れて、消えて、無くなりにけるかも、真っ白に。何がダメか知んねぇけど、全部だ、全部ダメんなっちまって、ダメだったヤツがダメんなりゃぁ、そらダメんならぁな。
 女子中学生ぁ犯罪で、バラバラにしたくなる小便くせぇ生意気を、まな板ん上に唾吐いた、メタ、イカくせぇ沈黙の上をアレルァ天使が通る。あぁ五月雨だ。濡れる俺の、思い出ぁパラノイア、と。今、腐葉土の上で寝てる。
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