今日と明日の境目に/
少女A
固くて冷たい床の上
ごろんと転がっている 体
肌色の塊
Kの重み 底無し 愛しい
戸籍から消えて
楽になりたい
決して死にたいわけじゃなく
霞になって
漂いたい
憎い昼間のビルの周りを
ぐるぐるぐるぐる
きっと
Kとの間に難しい事は無くなって
子供みたいにすぐ笑って
目に見えなくとも
本当の姿を愛せるはず
冷蔵庫の音がする
Kの瞳と唇が光る
0か100かの世界なんて
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