壁に囲われた国/番田
日本人は法律や規則で縛られているから自由な発想をすることができないのだ。一度そういったものを粉々にしてから行動を練り直すことができないものだろうかと思う。我々を縛り付けているものは想像しているよりも強大であり、一度失った信頼を取り戻すことはできないように思えるのは不思議である。もっと臨機応変的な信頼関係のあり方があっても良いと思うのだ。
先日友人と会話していて驚いたことの一つとして、賞や批評に対する価値について、彼はああいった映画の賞や個人や作品に与えられる栄冠といったものをまるで鵜呑みにしていたのである。しかし私にとっては受賞作品と言う言葉は全くと言っていいほど意味をなさない。カン
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