朝っぱらからわかばを一服(よろっときたらそいつでおしまいだ)/竜門勇気
 
景風景風景風景風景風景風景風景風景風景風景風景風景

淋しいふりは得意で君の真似も得意だ
変なやつの僕も本当の孤独の探し方がわからない
付いてくるんだ足跡だけどんなに離れても
君の真似をし続けて影を消せ
(すこし気取って唇を触る)
風景をあなたはかばうようにして
写真にうつってるわかばうように
耳の中のエコーに過去の声
過去は打たれた枝
風景はあなたをかばうようにして
わらっているわかばうようにして

鮫の強さで消えていく
太陽の弱さで朽ちていく
鏡が無数
あ、あ、あ、
よろりが這いよろりが指を握り
よろりの雨/よろりのつんざき
生命パティ
よろりがきたらそれで

あさっぱから
あさっぱらから
帰れる風景の
よろりときたらそいつでおしまいだ
帰れたはずの風景の尻目の端の小さな爆弾の
わかばで一服わかばで一服
かばうようにしてわかばを一服だ}
戻る   Point(0)