ボトルシップを浮かべた日/
番田
私は この 長すぎる夜の中で
何を思えばいい
私は歩いた
きっと この とても 長い距離を
景色の向こうに
星たちを見た気がする
それに手を伸ばしていたのはいつだったろう
もう 随分と遠くまで来てしまった
本当は 人間なんて 好きではなかった
好きだったのは 自然だけ
青い海の向こうに果てしない空が広がる
私は いつも そこで 棒のように立っていた
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