虹待ちのバス停/朧月
 
雨に似たリズムを奏でようとした
人もいるかもしれないと思う
水たまりの波が
不規則に揺れる様をみる

とれないリズムは
私の体内のせいかもしれないし
ただ前進しかしないバスのせいかもしれない

あくまでも
内側から/バスの 
みている私は
遠い地に心が飛んで

そらせない目のままで
あなたが濡れていないことを願う


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