未練/
シャドウ ウィックフェロー
自らの非力と世界への絶望か
例えばそんなもので
ひとは死ぬこともあるだろう
泥酔して翌日起きれなかったひとのように
あるいは幸運と無神経に支えられて
漫然と生きることもあるだろう
それは醜いけれど
生きていればそのうちに
気がつくときも
来たかも知れないのに
変えようもないと
思いこんでいた自分が
思いもしなかった
新しい自分に
びっくりするような
そんな時が
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