熱。/
終
美容院の新人の男の子のユビが胃がすくむほど冷たくて
君のゆびの冷たさを
記憶に呼び起こされた
抱きすくめられると不安になって何も話せなくて。
ごつくてすらっと細い指がなぞる
記憶は感情を撫でて
きみといた カンカク より リンカク に くぎられた
消えていく 感情 おきざりにされた 記憶
君がスキで
君がスキで
君がスキで
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