生まれかわっても君に逢いたい/桜 歩美
だと思います
まだ母が若くて母としては未熟過ぎたころは
どうしても君を育てることの苦悩のほうが
君からもらう幸せや喜びよりもはるかに多い気がしました
でも大きくなった君は
私が悲しいとき辛いとき
いつも私に手を差し伸べて笑ってくれます
それはきっと私が
君が悲しいとき辛いとき
いつも君にそうしてきたからだと思うと
今まで自分も頑張ったなと思うと同時に
君のその優しさに涙があふれ
私に差し伸べるその手の柔らかさに温かさに
心が震えます
ありがとう君がここにいてくれて
本当にそういう気持ちでいっぱいになり
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