笑うカスタネット/m.qyi
 
したのが石原大介の作品で、2004年5月頃までがその大半を占
めているようにおもわれる。その5月の以降の作品は未詩の方が多く、作品の調子も僕の受
ける印象ではこの後期には違ってきている。あるいは、その5月以降のものは当時の新しい
作品で、それ以前のものは推敲された過去の作品であったのかもしれない。とにかく、作品
として投稿されてあったのは短歌であって、詩の形のものは未詩として扱われていたのであ
る。そういう意味でも石原さんを歌人と呼びたい理由があった。


僕が読んだ石原さんの歌というのを幾つか並べてみよう。
{引用=己が背をポリリズミックに掻き毟る 夜光塗料の壁 てらい てら
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