兵器/
ポチットナーー
殻
苦い思い出と共に 葬り去ったはずの
紙が破れるまで鉛筆で書き殴った
空想の
かつての兵器庫
口を ぱっくりと開けて
虚ろな目で 正午の時報を聞く
ひび割れたコンクリートから
泥水はもはや滴ることもなく
天頂からの陽光を浴び
真っ白に
僕も 建物も
張り紙の神経質も
白く
白く
白く
白く
白
白
□
□
□
戻る
編
削
Point
(2)