兵器/ポチットナーー
 


苦い思い出と共に 葬り去ったはずの
紙が破れるまで鉛筆で書き殴った
空想の


かつての兵器庫
口を ぱっくりと開けて
虚ろな目で 正午の時報を聞く

ひび割れたコンクリートから
泥水はもはや滴ることもなく

天頂からの陽光を浴び
真っ白に

僕も 建物も
張り紙の神経質も


白く
白く

白く


白く






























戻る   Point(2)