ネオンライトと泡/花形新次
窓辺に立って凶事を
待っていたのは
太陽の
あるいは
鉄の男ばかりではなく
このネオンライトと
泡の時代の男もだが
それは所詮他人事で
自身はいつも
曖昧なイメージのなか
どっぷりと安全圏に浸ったままで
破滅せよ
すべて破滅せよなどと
つぶやいていた
あの数十秒間で
やっと目覚めたか
それとも
泡となって弾けるか
いずれにしても
おまえは
何かが変わったことを
今まで通りとはいかないことを
認めなければならないのだ
認めなければならないのでR
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