気分/電灯虫
象でも変は変 と思った。
目の前に視線を移す
視線がいつも通りだからか 線の雨は綺麗だった。
束ねた雨音は 鳴り続ける。
この中を走る 軽自動車がかきたてる
雨のはじき音がベタで良かった。
雨は弱まり 晴れ間が見えて 結局雨は止んだ。
気分高めてたから ギャップが寂しい。
晴れ間が増す。 辺りが光る。
第ニラウンドのゴング的なものを感じて
朝とはまた違い さっきとも違った気分で
軒先から出て 歩く。
次の本屋にあるといいな
ドキドキ新たで 続きを始める。
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