マイ ブルーヘブン/……とある蛙
「どろぼー」との金切り声がこだまする
青空を見なくなった。
見えるところは
星の無い暗い夜空に
ボーッと灯る街明かりだけ
(文明を再考する良い機会だ)
青空を見なくなった。
朝はいつものの二日酔い
そのまま夜までボーッとし
時間の流れに身を委ね
青い空を見なくなった。
(確かに見てはいるが晴れ晴れしない)
しかし、あの時のように
青い空を見ていたい。
青い空に顔を向けたい。
満面の笑みで
青い空に話しかけたい。
青い空に叫びたい。
そして、悲しいときは
青い空に涙したい。
子供の頃のように
みんながいた
あの頃のように
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