僕の無力/ジム・プリマス
で醜く肥っている僕とは
今、僕は1000メートルも走れない
一日に30分ほどの
エクソサイズ・ウォークで精いっぱいだ
薬のせいで腹がすっかり緩くなってしまって
便意を感じてから用を足さなくてはならない時間が
極端に短くなってしまい
腹の調子によっては外出もままならない
どうにもならないことばかりで
なにもできなかった無力なままの僕は
自分の寂しさにすら気づいてなかった
そのことに気づけただけでも
前に進んでいるということなのだろうか
iPod nanoで音楽を聴いていて
僕はそんなことを考え、想っていた
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