おやすみなさい/番田 
 

今日も目を閉じた
夢の中で 私は
私の望んだ誰であれば良かったのだろう
流れ続ける この 幻の中で


多くのものが 消えていた
思い出さえも だけど
今日は自分の誕生日なのかすら覚えていない
私は 消えていく音楽の中だった


あらゆる言葉をもみ消した気がした
消え去る思いを見させられた
何もない 私とは
きっと 私ではない他人なのだろう


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