海に向かう/ズー
 
ってのは
大変な事なんだし
僕らが眠る場所だって
必要になってくるだろ?
そこで、また海の絵を
かくような日々が訪れると僕らは海に向かわなくちゃならないから
教習所に通う為の
道路だって必要になる
やらなきゃいけない事が
ワカメみたいに増えてきて深海からも僕らがあぶれていく、んだけど、
そのうち深海だって、この森だって、忘れちゃうから僕らは毎日、夕方に森の絵をかいて、過ごすんだろうな。
想像で、


ああ、そーだ。教官。
ちょっと、海まで
付き合ってくれないか?
想像以上の海に向かって
海の見えない町から
線だけにならない為の
その祈りとして
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