言葉が石英だったら/beebee
 
んで舌を噛むと
舌足らずの人間になった。

にやけちゃってて、言葉がでない。

ぎゃっ。


大学3年頃に書いた詩です。読むと顔が赤くなるような詩ですが、実は結構これが気に入っていて、吐き出した言葉が固まって落ちるという考えと、ぎゃっと舌をかんで舌足らずの人間になるという考えが頭の中に残るという次第になりました。

顔を赤らめるような恥ずかしさと、しまったという想い、それがその場に浸透する(固まって落ちる)までの間と、気付かれたかなという衒いの表情、そんなこんな想いを表現したつもりです。

はは、そんなこんなで、この詩ができたのですが、長々といやになりましたかね。


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