水サイド/魚屋スイソ
 
たものばかりほめられる、欠落しないで、遠い、考えない、やめてよ、やすっぽい喪失で、わたしに堆積するものは濁っていてもいいけど、ゲロだけは、うつくしいから、排水溝になって、タイムマシンが完成したら、わたしが少女として呼吸をするまえに、絞首して、きれいに絶えてしまったら、胎児として脈をうつまえに、もう一度絞首して、嘘です」

(水びたしのきみをみるたび、きらいになった、死んでほしい)

からだじゅうに、つめたい電気を塗りたくって、ビームをはなつ、しきゅうとか、ちきゅうとか、そういう音で

suicideって、水辺のことだとおもってた、きみと同じ歳のころ
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