めろんのかほり/
もずず
シルクの手帳
めろんのかほり
明日のあしおと
目を閉じても
まだまだとほく
呂律のまわらぬ
舌の奥
無数の言葉は身を隠す
冷たい空気の中
蝉の鳴き声と戯れ
次を捜す
背中に夕陽が触れる刻
あの虹色の雲の直下で
落ち合いましょう
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