うずまき/電灯虫
 
帰納法が泣いて帰るくらい ないみたいだ。


言葉を聞き 理解もする。
聞き耳なんて見えないけど
誰よりも 真摯に 全てを理解しようと聞き耳を立てる。
見てて思う。 
純粋にあこがれてたときもあったけど 
純粋なんてなるもんじゃない。
一方だけじゃ。
そんな 大人な意見に すごくチクチクする。


右手人差し指の腹の部分 うずまきを丁寧に描く。
巻くためにベクトルを変えていく指使いで 
自分の中にも同じうずまきが描かれる。
気持ちよすぎて 泣いてしまいそう。


見ることで 居ることで
繋がることが宣言できる。
好きで見てる。 気になってしょうがないから。
遠慮なく。 僕も遠慮なんてしない。

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