うすっぺらら/
朧月
私は紙で
薄っぺらな紙で
じょうずじゃない半分にたたんでいます
広げたら戻れない
そんな心配ばかり
ぺららぺらら
羽ばたきたくて
なんにも書いてないって
みんないうけど
いっぱいあふれそうに綴っています
みえない口をぺらぺらさせて
縦にみえたらただの線
まっすぐみたら大きな紙
心ってきっとそんなかたち
ポストにはいってあなたにおくりたい
ぺらぺらの紙の私のすべて
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