think/番田 
 

私は何もない
思いなど何も無かった
死体である体だけがあった
言葉など 必要ないのかもしれない


私は とても疲れていた
雲は空を流れていくけれど
言葉は いつも そこに満ち足りていた


きっとどんなことよりも
言葉だけは 人に 必要ないのかもしれない
私は 少しだけ その意味についてを考えていた


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