何も/
番田
何もない
ここにいるのは 誰でもなかった
一人ではなくなった
私は 一体 何者なのだろう
そんなことを考えた
遠くへと また 私は歩きだした
そびえる山の頂を見た
今日も私は とても そこで 眠かった
思いの中を歩いた
そして 口にする言葉もなかった
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