補うということについて/小太郎
 
ばたばたするだけの十二月は好き
前にも後ろにも進めずに ただ騒いでいられる
夢のような月
あるところでは雪も降って
もう誰もばたばたとした雰囲気を止められない

すこしも進歩のない期間は
生きることの醍醐味

最近、物事を順序だてて考えることがとても難しく感じて
僕にはそういう才能が致命的に足りないんじゃないかと思う
そのおかげで感じられることも多く
足りない才能を補う努力さえするのがいや
たぶんみんな自分の得意な感覚や考え方を失うのはいや
そうすればいろいろなものと調和がとれるとしても

好きなことはお気に入りの一曲をリピートをかけて聞くこと

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