TABOO/subaru★
本当の名前を言えないジレンマ
本当の母国を語れないモドカシサ
近くても まだ果てしない この「くに」
本当の祖国(クニ)を悟られた瞬間
本当の祖国(クニ)を見透かされた瞬間
法という名の鎖で縛られる
志しも友も情熱も
有無も可否も言わさず捨てられる
『法律だから』
港が近づいている
時の刻みが早くなっている
近づくたびに鼓動の刻みも激しく打ち続ける
冬のような大地では薔薇の花が狂い咲き
氷のような都会では無関心の空気が漂う
産まれた子供は最初っから迷子
『ワタシ ムコクセキ デス』
この「くに」ではTABOO
今日も陽の当たらない家屋で身を潜めている
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