もっと どうでもいい話/佐々宝砂
だが、『パイプのけむり』も、過去のファッションも、アフリカも、どうでもいい人にはどうでもいい話である。どうでもいい人には、もしかしたら全世界の99%くらいが「どうでもいい」のではないかしら、と私は危惧する。鬱病の人は自分自身だけが「どうでもいい」ので、それとは違う。なんもかんも自分自身以外は「どうでもいい」という状態で、でもまっとうに生活を送ってる人って、確実に世の中にいるようだ。そういう人には、鬱病とは違う意味での問題があるような気がする。
というわけで、次は、そういう人のことを考えてみる。
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