Orion/syuon
 

堅い道の上に立っていた

見上げれば星 その天の高さに

あらためて距離を感じた午前零時

二つの足は正しく進み

携帯が照らす夜道を急ぐ

オリオンは見つからなかった

北極星は見つけたことがない

足は正しくアスファルトを踏みつけ

溶け込んだ影が私を地面へ縛り付ける

私が愛した君の名も

いつか星になるだろうか

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