また どうでもいい話/佐々宝砂
 
かなり「どうでもいい」部類ですわなあ。言葉自体はとても重要なもので、必要最低限の意志を伝えられなきゃ死ぬ場合もある。でもたとえば筋萎縮性側索硬化症(ALS)の末期患者で、すばらしく行き届いたケアを受けているとしたら、意志を全く伝えられなくとも生きてはいられる。でも、それでよいですか。話すらできないわけよ。ポタージュくらいは食べられるとしても、ものを食べる楽しみほとんどなし。カラオケもできない。セックスもできない。パソコン使ってインターネットで詩を発表するなんてことでもしなけりゃ、生き甲斐ないよ?

てなわけで、なにが「どうでもいい」で、なにが「どうでもよくない」なのか、また謎になったところで、次回。
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