花束/
影法師
僕は何も知らなくて
僕は何も覚えられない
そんな僕は
周りから捨てられ
見放されてしまった
僕は
力が欲しかった
物を覚えられる力
何かを知る力
そして手に入れた
みんな認めてくれた
だけど
僕は大切なモノを忘れてしまった
後悔した
力などなくても
身近に大切なモノがあったのに
力などなくても
君が近くにいてくれれば良かったんだ
僕と同じ君
一番僕の気持ちを知ってくれていた君
ありがとう
さようなら
小さな友達
小さな君に大きな花束を
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