エメラルド色の街//アラガイs
 

)苔むした街のなか
足跡を追いかける傘の滴
まぼろしだと(夜はすぐにでもやってきて
(泣きたいときに
君はもういない

(一杯の珈琲じゃ足りないとわかってた
)ドアが鳴る度/胸を刺す傷み
(蝶は花を飛び交う席の奥で
ひとり/雑誌に隠れた横顔が
まわらない(時計ばかりを見つめてた )

、泣けるだけ、泣いてやれと
君を恨んだ/あの日
緑色/霞む街に
ぽつぽつ/と
ふりだした小雨が短い刻を告げる
/中通りには終わらない鐘のうた響き
弾む恋人たちの会話に
(萌え急いだ季節は流れて
)走りだす/
/泣きたい肩も濡れ
透き通った/あの日/
僕は/君の街をうしなった 。











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