駅 4/草野春心
 

  この星は太陽にとっての駅なのだろうか



  疑わず
  次の便を待っている
  何かの手違いで
  一日ほど遅延しても文句は言えまい



  夜風と目が合った



  詩人のふりをするなと
  言われているような気がした



戻る   Point(3)