十日めの思い/砂木
 
とつ買う国はないだろう
でも今 頑張って汚染を止める努力をしてくれている
人達に 頭を下げるしかないとテレビをみる

小さな島国 日本
あまり意識してはこなかったけれど
なんて小さな国に生まれたんだろう
やおよろずの神のもと あらゆる宗教を受け入れ
神棚と仏様と クリスマスも普通

林檎の獲り入れの時期に台風で全滅とか
一瞬の自然の脅威の前には抵抗できずにきた
自然の前に何度も打ちのめされながらも
農業を捨てない人達が今までもたくさんいる
お天道様は活かさず殺さず 暮らす人達を脅し支え

なぜ 衛星はやぶさがイトカワとかいう惑星から
微粒子を持ち帰った次の年の災害
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