詩が呼んでいる/ズー
る
普段はわからないけど
どうやら、そうらしい
詩が眠っている
珍しい色の詩で
寝相は悪いが保護色だ
詩が握っている
謎を解く鍵だったり
あなたの手だったり
詩が沈んでいる
トレジャーハンターが狙うには深すぎる
詩が流れている
あなただったら
なんて、名付けた?
詩が焼かれている
暖める為ではなく
いらなくなったから
詩が降っている
トタン屋根に犬の背中に
フロントガラスに私に
詩が生まれている
詩だけじゃなくて詩に
まつわる物語も
詩が泣いている
今日の夕飯はハンバーグを作るからって、奮闘中
私の知っている詩は
まだ、ありますが
詩が呼んでいますから
ここらで、失敬。
戻る 編 削 Point(3)