【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(5)/古月
 
ビ)に襲われるというサバイバルホラー。
とにかくこの映画がよく出来ている点は、主人公がテレビクルーだという点に尽きる。POV映画には「生きるか死ぬかの状況で撮ってんじゃねーよ!」という、超覚める瞬間が多々ある(特に『クローバーフィールド』)。だが、この映画ではそのあたりの処理が上手く、撮り続けることが義務なのだという心情を無理なく観客に納得させるような舞台設定が整っているのだ。
あと、ここが一番重要なのだが、なんといってもテレビなので、女性レポーターが映っている! これが愛嬌があってかわいい! これは殺伐としたこの映画において超重要な役割を果たしていると言える。何言ってんだ、と思われるかもしれ
[次のページ]
[グループ]
戻る   Point(7)