【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(5)/古月
極限状況において仲間と怪物の区別がつかないという、恐怖と疑心暗鬼を描いた心理スリラー要素の強い映画。
思わぬ新機軸というか『死霊のしたたり』?とすら思えるグロテスクなクリーチャーデザインは必見。犬派の人は注意!
人間そっくりの怪物と人間をどう区別するか、という問題において登場人物たちはずいぶんと頭を悩ませるわけだが、提示された解決法は思わずひざを打つもの! 頭いいなあ。そのへんも全部ひっくるめて、漫画『寄生獣』はこの映画の影響下にあると思われる。
人体がボコボコ変形してグッチャグッチャの映画も見たいけれどシリアスな映画も見たい、という欲張りな人にはうってつけだ。
ちなみにロバート・ロドリゲ
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