幸福/吉岡ペペロ
 
深夜営業のサテン

ぼんやり夜道を見つめていた

店の明かりに照らされた冬のかっこう

面影がゆれて足早にすぎてゆく

幸福について考えていた


生きてゆく資格


そんな言葉がふっと浮かんだ

あのとき抱きしめてやれなかった

面影が足早にすぎてゆく

ララ ララ ラララ

ララ ララ ララララ





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