【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(2)/古月
15.『死霊のしたたり』
クトゥルー神話ベースだがそんなことは微塵も感じさせない、『死体蘇生医 ハーバート・ウエスト』の映画化。毎回首だけのキャラクターが出てくるのはお約束なのか。
なにしろ監督がスチュアート・ゴードン、二作目と三作目はブライアン・ユズナなのだから出来は推して知るべし、全編血しぶきでグチョグチョドロドロのバカホラーになっている。ジェフリー・コムズの(別に何もおかしなことをしていないのに完全にイカレてるように見える)怪演が素敵。
むやみやたらにテンションの高い一作目をピークに出来は下降線を辿るが、登場人物のほとんどが頭がおかしいので安心。切断された首が蘇生! テレパシ
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