【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(2)/古月
に駄作すぎてマジで「13日の金曜日」シリーズの命日がきてしまったように感じたが、それから八年、2001年の『ジェイソンX』では奇跡的な大アクロバットを見せ、一転ジェイソンが大復活。なんと舞台は2455年、人の住めない星になった地球を脱出し、「第二の地球」を目指す宇宙船の中でジェイソンが復活して大暴れ。シリーズ後半の「どじで間抜けでちょっと可愛いジェイソン」という愛嬌のあるキャラクターから、「どうやって殺せばいいんだ……」という絶望感溢れる無敵の殺人鬼にジェイソンを回帰させ、なおかつ「ここまでやったらもう何でもあり」というバカすぎる設定を大真面目にやりきって作品の可能性を一気に広げたのも本作の成し遂
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