【批評祭参加作品】書くということについて/kaz.
。文学極道の限界は、既に文学極道に留まる問題ではなく、文学そのものの問題であることが感じ取られた。彼らはそれに答えようとするではなく、文学極道そのものを一つの答えとしたために、それが抱える大きな問題をもまとめて受け入れなければならなかったのだ。
今も、私にはこれらの問いが残っている。けれども、文学極道が存在を標榜としながら、それについぞ納得のいく形で答えようとしなかったのは、実は彼らにとっても難しい問題だったからに違いない。
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