シャドウ/
番田
明日は多分 体が私でいれた時の世界だろう
消えた 私の何もない場所は
スタートである地点ですらなくなった
今日は サンフランシスコのような ムシ暑さだ
私のいる日陰など 無いのだろう
天体はまた その彩られた音色を放つだろう
世界に蒔き散らすのかもしれない
私の中で
思いは いつも 無にされた
私の指先の どこかへと
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