벚꽃 / ****'03/小野 一縷
けれど ハっと 我にかえり
その豚の主を 守る為に 得意のヒステリイ光線で
たった独りのゲリラを 集団でとり囲んで 集中攻撃です
「きぃぃぃ きーぃぃぃっっ ムキィィィ」---光線発射音
「おぼっちゃまに無礼をはたらくなんて 死ね 死ね 死んでしまえ」
「在日のくせに!!」
ボロ長屋に帰ってきた兄さんは 傷だらけでした
外傷は無かったけれど 心は ボロボロ
何が効いたかというと 下女共の攻撃ではなく
その豚貴族のヒヨワさ だったそうです
どれほどのツワモノかと思って
刺し違える覚悟で 行ったら
そこに居たのは 猿山のテッペンでオナニーしてる豚だった と
そこで
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