置き忘れた傘/洋輔
 


雨がしこたま降った午後
晴れ間が見えたりすると
なんだか取り残されたような気持ちになる

水たまりに君の面影を浮かべてみたりして
さけて流れる人波のすき間で
マリアの踏み絵のように、それに足をかけさせられて

代わりに目から雨がこぼれそう
天使のrobeが空で笑ってる
blueかなgreenかなbrownだったっけ
心の痛みのような色だった気がする

愛を天気に例えて言うなら
それは雨だろうと思う
誰もが助けを求めてる
思い出の中、置き忘れた傘


君は“待ってる”と言ってくれたよね
僕はそれを信じて Go to sea
船はそのまま難破して

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