明日のほうへ/ベンジャミン
 
急いでいるつもりもないのに
今日があっという間に過ぎてしまう

つまづいて転んでも
どうせなら明日のほうを向いていたい

あたりまえに埋もれてしまったものを
振り返って探すことは難しいから

ついつい足元ばかりを見つめてしまう
本当はもっと見渡さなければならないのに

   ※

夜が近づくと
だんだんと傾いている自分に気づく

明日のほうへ

朝がきたら一瞬で今日になってしまう明日
だからというわけでもないけれど

明日があることに感謝することを
僕はときどき忘れてしまう
 
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