同情と共感/subaru★
瓜二つのようで
瓜二つでない
一卵性でも二卵性でもない
この双生児
心理学者さえも説き伏せぬ
けれど
一番傍にいてくれるのは
一緒に泣いてくれるのは
手をつないでくれるのは
最後まで歩いてくれるのは
この故
共感だと切に思うことがある
同情のあいつが友人なら
共感のお前は
気のおけない親友といったところか・・
同情と共感
薄い隣合わせの壁だけど
実はダイヤモンド細工のように
崩すことさえ出来ない壁だ
同情は その壁を突破することも
出来ないだろう
悲しみにくれた人達は
共感と共に歩いて行きたいと望んでいる筈だ
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