山吹色/________
きみの握る絵筆の先の
色を想像する
伸びた爪の先を見捨てた
生きやすくなりたくて
だけど来月の自分すら見失ってしまう
小さくなったり大きくなったりする心臓に対して
心が
手に負えないよ
ねえ、きみ、
きみは、まぶたの裏に青空を隠してる、
ハッカみたいな鼻歌でわたしに嵐を起こす、
平面は、世界に変わる
どこで何していたって
いくつになったって
どうしても忘れられない
馬鹿みたいな執着があるでしょう
大切な痛みがなくならない
助けて、助けて、
わたしは
わたしを
救済したい
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