鎖の歌/吉岡ペペロ
 
ぼくらはなにか鎖のようなものと戦っている

怠惰や他責、厭世のとらわれびとであっても

ひきちぎりからめとられ

からめとられひきちぎりしながら

ぼくらはなにか鎖のようなものと戦っている

死んだらどうなるかより

どんなふうに生きようとしていたのか





戻る   Point(4)