鎖の歌/
吉岡ペペロ
ぼくらはなにか鎖のようなものと戦っている
怠惰や他責、厭世のとらわれびとであっても
ひきちぎりからめとられ
からめとられひきちぎりしながら
ぼくらはなにか鎖のようなものと戦っている
死んだらどうなるかより
どんなふうに生きようとしていたのか
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