春の終わり〜summer has come〜/洋輔
 


六月の強い日差しに 薄目を開けると
あの頃のままの 君のやさしい笑顔
ビーチで僕は寝そべり まどろんでいたようだ
当たり前のように 両手で君を抱き寄せた

君がいつも嫌うから やめてたはずの煙草が
ポロリと指からすべり落ちた、音もなく
ラジオの音に目を覚ますと 僕の部屋だった
夢を見ていたようだった 不思議と心地いい

僕は今でも君を愛してた
はじめてその事に気が付いた
新しい夏がやって来たんだ

音をたぐり寄せると
より鮮明になる
君の笑顔だけ
今は浮かべる

もっとそばにおいで
夢の中でもいい
止まってた歯車がたった今
動き出した



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