それでも私は翌日に居た/
 
って
深く 深く 息を吐く
そんな人たちの隣で
彼女は1人
書かれなかった続きに思いをはせて
存在しないページの中を漂っていた


+





+


また翌日がやって来る
両手に何1つ持たず
ノックさえすることはなく
ただ静かに 気がつけばそれはここに来ている


私は今日も 
ただ もがきながら
漂っていた
彼女が存在しないページの上を
もがき方も まだわからぬままに
翌日へ向かって 
漂っていた






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