二十歳の身空/洋輔
とうとう俺たちも大人と呼ばれる歳になって
なつかしい顔ぶれ集めて飲み明かした
乳歯が生えてる頃から知ってる奴らが
スーツで身をかためてさ
それぞれ何かを背負って道を歩き出した
いつまでもガキのままじゃないって顔してる
夢物語を語る奴も少なくなって
少しさみしい気もするよ
子供になって大人になって
走り続ける
歌い続ける
子供のままで大人のふりして
演じ続ける
未来は無いさ
そうでもないさ
俺たちゃ強く生きてゆくんだ
小さくまとまるなんて思わない
これから先はなんでもできる
愛のために生きるなら
愛をつかんでみせよう
夢を追って生きるな
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)